「よく名前を聞くけど、私(ササ)が行ったことがない所へ行ってみよう! 何か発見があるかも!」
というわけで、今回は「見染の松」を見に行ってきました。
↓↓見染の松の場所はこちら↓↓
きさレポを初めてから「見染の松」が出てきたのはこちらの記事。
江戸時代に作られた歌舞伎「与話情浮名横櫛(よわなさけ うきなのよこぐし)」の序幕に出てくる舞台が今回の「見染の松」。主人公のお富と与三郎が出会い、その後も逢瀬を重ねた場所になります。
現在の「見染の松」はこちら。
こちらの説明にもある通り、現在の「見染の松」は再現したものだそうです。
(後々出てきますが、歌舞伎「与話情浮名横櫛」が生まれた頃、ここは海だったようです)
頌徳碑(しょうとくひ)。
見染の松の近くを見てみると、「木更津港の基礎石」もありました。昭和7年(1932年)に現在の木更津港が起工されたようです。
木更津港の歴史は、千葉県庁のホームページが詳しかったです。
★ 木更津港の歴史/千葉県 ★
こちらのページによると、昭和7年から5か年継続工事として、浚渫(しゅんせつ:土砂をすくって水深を深くする)、護岸、防波堤を整備したとあるので、その時のもののようですね。
見染の松の裏側は矢那川が流れていて、ここからの風景はいつもと違った「みなとまち・木更津」な感じがしてよかったですよ。
さて、ここからは見染の松から離れて、鳥居崎海浜公園について。
鳥居崎海浜公園にはこんなものがあります。
鳥居。
「鳥居崎」海浜公園…
これは元々ここにあったと言うことでしょうか。
こういう時にこそ迅速測図!
明治初期~中期にかけて作られた、今から130年近く前の地図です。
下のリンクを押すと、昔の地図と現在の地図を重ね合わせたものが出てきます。
現在の地図と重なってて見にくいですが、この情報によると今ミニストップ木更津富士見店があるところに鳥居があったようです。ただ、そこは地図上は陸地ではなく干潟(浅瀬)のようですね。
陸地は労働基準監督署の隣にあるNTT東日本木更津富士見ビルあたりからになるようです。
130年前、現在の鳥居崎海浜公園や見染の松はまだ海(浅瀬)の中にあるので、ここら辺は現在の木更津港を作る際に整備されたようです。鳥居も移設され、現在の「鳥居崎海浜公園」が生まれたようですね。
地名の由来を考えつつうろうろするのも楽しいですね。
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