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木更津市にある酒や自然派食品を販売している「ベアーズ」は、自社管理の醸造所「TOKYO ベイ麦酒」にて、千葉県初となるオーガニッククラフトビールの生産を開始し、1月11日より販売を開始致しました。
販売開始に伴い、販売記者会見と製造工程視察会が行われました。

今回販売されるのは、ドイツから輸入した有機の麦芽と地元の農産物を使用したオーガニッククラフトビールです。
ゴールデンエール」「スモークエール」「ウェートエール」の3種類が販売されます。


ベアーズは、2017年に木更津市が千葉県初のリキュール特区として認定されたのち、制度を活用し木更津の梅などを使ったオリジナルリキュールを自社生産・販売をしてきました。
木更津初のオーガニック梅リキュール「meguri プレミアム」は、2019年「全国梅酒品評会」にて銀賞受賞。また「Meguriプレミアム〈赤富士〉」は2020年「にっぽんの宝物JAPANグランプリ2020・2021ドリンク部門グランプリ」を受賞しています。

2021年1月に発泡酒の製造免許を取得し、有機の原料を使いながら地元の生産者さんとコラボしオーガニック原料×地元の生産物で作ったオーガニッククラフトビールの生産、販売を開始しました。

ゴールデンエール 660円(税込)


ホップの香りが特徴の黄金色のビール。オーガニック素材比率は97%。
苦さ控えめでフルーティな香り。飲まれた方からは「香りがいい!」と好評。
クラフトビールを普段飲まない方にも飲みやすく、どんな料理にも合わせやすいクラフトビールとなっています。

ウェートエール 700円(税込)


酵母の香りが前面に出ているのが特徴。オーガニック素材比率は97%。
袖ケ浦の「しまむらファーム&ガーデン」、鴨川の「南房総ルネッサンス」とのコラボ商品。
小麦ビールの独特な香りと、女性の方に楽しんでもらいやすい甘く優しい口当たりに仕上がっています。

スモークエール 700円(税込)


燻製の香りが特徴。オーガニック素材比率は97%。
木更津市の「かずさスモーク」や「クロモジ屋」とのコラボ商品。
香りと苦味のバランスをとり、口当たりはさっぱりとして後味がさわやか。
ビールの苦味を好まれる方やクラフトビールを好まれる方にも満足していただける味になりました。


いずれも330mlで要冷蔵。賞味期限は3ヶ月となっています。
今後はこの3種類の他に、別の味や季節のビールなども作っていきたいそうです。

また、現在は麦やホップはドイツやアメリカから輸入した有機原料を使っていますが、将来は地元で作られた麦やホップを使い「100%地元産ビール」を作りたいとのことです。

【オーガニッククラフトビール取り扱い店舗】

(1/11時点の情報です。)

  • 活き活き亭 富士見店
  • Café by blue
  • 木更津魚市場直営 海鮮食堂 KUttA (クッタ)
  • 洋食とワイン ブッフルージュ
  • ごくりっ
  • ピッツェリアスクデット
  • 四季味宴席 たく
  • カインズ木更津金田店
  • コミュニティマーケット ベアーズ

【近日中に取り扱い開始予定の店舗】

  • 木更津 味処 宝家
  • 道の駅木更津うまくたの里
  • 竜宮城スパホテル三日月


ベアーズは春に向けて店舗改装を行い、蔵のある酒屋として「原体験」ができるお店にリニューアルオープンを予定しています。
ビールの量り売りや試飲、ビールのリキュールの仕込み体験、製造体験ツーリズム等「知る体験」「感じる体験」「観光体験」などが出来るようになり、観光バスの受け入れも開始予定です。


ビールの量り売りが開始した際には、ビールや炭酸飲料が入れられる「グラウラー」の販売も検討しているそうです。

 


▲ 木更津市市長の渡辺市長 と ベアーズ代表取締役の林さん


▲ ベアーズのスタッフの方々


製造工程視察会に参加し、ビールを作る工程の一つ「糖化」を拝見させていただきました。
ビール製造の工程は「糖化」→「煮沸」→「冷却」→「発酵」→「おり引き」→「貯蔵」→「瓶詰」 となっていて、「糖化」は一番初めの工程です。


麦を発芽させた「麦芽」。
このまま食べられます。ほんのりと甘く軽いナッツのような味。


麦芽を粉砕し60~70℃で煮詰めて攪拌します。煮詰めると麦芽のでんぷんが糖に分解されます。ここで出来るのが麦汁。


麦汁をいただきました。
甘くて美味しい!体に良さそうな甘さでした。ホップを入れる前なので苦味などもないです。

麦汁が出来たらホップを加え煮沸、その後酵母を入れて発酵させるとビールが出来上がります。


こちらは瓶詰めするための機械。
糖化から瓶詰めまで、すべての工程をベアーズの醸造所「TOKYO ベイ麦酒」にて行っています。


同じく自社生産している梅リキュールの製造工程の一部も拝見させていただきました。
外気と同じ温度の部屋には、梅のいい香りが広がっていました。
こちらのタンクでゆっくりと梅酒が作られています。


写真は全国の梅酒の品評会で受賞した「赤富士」の原酒。

甘さはお米からの糖分だけで作られており、砂糖は一切使われていません。
原料は米、もち米、米麴、梅のみ。水分も梅からの水分のみで水は加えていません。
アルコール度数は14~15度。糖質はよくある梅酒より低めとのこと。

お砂糖が入ってない分酸味が高めではありますが、料理には合わせやすく女性に好まれる味とのこと。
ひとつのタンクで、写真の倍量の梅を使って作っているそうです。
じっくりと時間と手間をかけて作られています。


ハンドルキーパーではない方は、蔵でしか飲めない原酒の試飲ができました。うらやましい。

 

ベアーズについて

ベアーズは「毎日の食事で健康になって、お酒のある楽しい暮らし」テーマにしている酒屋さんです。
お店ではできるだけゴミを出さないようにお酒や調味料、お米などを量り売りを行っていたり、健康にいい雑穀料理や自然食品などが販売されています。


日本の伝統的な食文化を継承するため、子どもたちと味噌や梅干しなどを作るワークショップなども行っています。
ベアーズでは「醸す」をキーワードに日本の食文化の再生し、からだにいい「食」を届けていきたいとのことです。

住所/千葉県木更津市中里590
TEL/0438-23-7776
FAX/0438-23-2175
営業時間/11:00~18:00
定休日/水曜・木曜

公式サイト/コミュニティマーケット ベアーズ〈BEARS〉/千葉県木更津市
facebook/健康こだわりエコ酒屋 ベアーズ
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