この記事は最終更新日が【2017年12月11日】のため、内容が古い場合があります。最新記事があるTOPページや、ページ上部にある「サイト内検索 」もお試しください。

地図を見るたびに「ここってどうなってるんだろうか…」とずっと気になっていた「盤洲干潟」に行ってみました。

場所はこちら↓↓↓

小櫃川の河口です。

なんだか顔っぽいというか…魚の頭っぽいように見えるというか…ドーナツみたいな池のところが目玉に見える…。
この目玉っぽい「◎」のところは「浸透実験池」というそうです。

ふむふむ、地図でみるとこんな感じだけど、実際見てみるとどんなふうに見えるのかな?どんなとこなのかな?

というわけで、いざ!「盤洲干潟」へ!
金田地区の海の方へ、車のすれ違いが困難な細い道を進んで行くと


駐車場はないです。
フェンスにはこんな案内が、

ようこそ小櫃川河口干潟へ!
とてもウェルカムな感じ。案内も注意書きもわかりやすくてとても嬉しいです。

ここは東京湾に唯一残された後背湿地を持つ自然干潟だそうです。


イラストマップがわかりやすかったので拡大してみました。

 

干潟に住んでる生き物の皆様のお宅にお邪魔するので、ルールを守って謙虚に進みましょ。
では、フェンスの左側からおじゃましますー。


道っぽくなっているところを進んでー、
右の堤防の向こう側は


もう干潟です。おおー、地面見えてますなー。ヌカルミー。


遊歩道を進んで行きます。前日の夜に少し雨が降ったのでちょっとぬかるんでいました。


電柱?ずいぶん懐かしい感じの電柱だな。電線は繋がってません。


ところどころで植物の案内札が付いてます。ずっと両側に生えているのはアイアシというアシのようです。あとヨシの札もありました。
こういう札はホントにありがたい。


干潟に降りれそうなとこに来ました。イラストマップでいうと②のところ。あちら側は中州。

今回干潟が見たくて来たので、ちゃんと干潮の時間を調べてきました(干潮の時間から30分弱くらい経った時間にきました)。
潮が満ちている時間にくると、同じ場所とは思えないくらい水でいっぱいになっていて地面は全く見えません。完全に川です。前にちょこっとここに来たときは、こんなに浅い場所だとは思いもよりませんでした。

ここに来たらカニがわさぁぁぁぁぁああと、一斉に穴の中に逃げていきました。ああーごめんなさい!

聞こえる音の種類が少ないです。両側のヨシ・アシの辺りで何かの生き物が移動しているガサガサという音。鳥が飛び立つ音。鳥の鳴き声。
たまに自衛隊のヘリの音と羽田に向かう飛行機の音。
人の気配は全くしません。

正面の黒くて四角い建造物は⑦の揚水ポンプ場跡。


⑧のカワセミ池まで来ました。大潮だとこの辺は歩けないそうです。


カニいました。
こんにちは。お邪魔してます。


⑩の前浜広場まで来ました。
ここから道が過酷になります。人ひとり通るのがやっとのアシとヨシの道。おうおう、いくぜい!負けねぇよ!


2mくらいあるアシの間の、道なき道(あるけど)を足元にきを付けながら進み、
正面の木の辺りまで進むと…


やっとこさー「◎」のところまできたー!

ここは⑥の「浸透実験池」。
昔、小櫃川の河川水で鉄を冷却する試験をするために作られたものだそうです。塩分濃度が高かったため断念したとのこと。
現在はいろいろな鳥の営巣地となっているようです。確かに、たくさんの鳥が中央の池にも外側の池にもいました。

地図で見るとしっかりと「◎」が見えるけれど、現地までくるとほぼ同じ高さの位置で見るので、まぁこういう感じで見えますよね…。ですよね…なんとなく気づいてた…。


真ん中の池にはたくさんの鳥が優雅に泳いでました(カモかなぁ)


海ほたるがよく見えました。ここはちょっと小高いので見晴らしがいいです。


ほとんどアシが生い茂っていまいたが、ちょこちょこ咲いてた白い花はハマダイコンのようです。


来た道を振り返ると、辛うじて道がわかる感じです。前浜広場まで戻って、今度は海の方へ行ってみました。

 


ふぁーーーずーーっと浅瀬だーー!
潮が引いてるのでどこまでも歩けそうな感じがしてしまう。うんと遠くに東京湾をすすむタンカー船が見えます。
⑬の前浜干潟というところ。


自然の波形が美しい。


写真の左側が小櫃川、右側は東京湾になり、この辺りは川の水(淡水)と海の水(海水)が混在した汽水域(きすいいき)という場所。汽水域特有の生き物の観察が出来るのがこの干潟のイイとこでもあります。
イラストマップでいうとここは⑤辺り。


海沿いを河口まで歩くことにしました。
カメラをズームにしたら久津間海岸の電柱が見えました。歩いて行けちゃいそう。気分だけ。


⑫の小櫃川河口まで来ました。干潟じゃないところなので水たっぷりです。対岸は久津間海岸の潮干狩り場が見えます。


河口の場所を振り返るとこんな感じ。松林にたくさんの流木が引っかかってます。結構奥まで来たので、潮が満ちてこないうちに帰りましょう。

 


帰り道、海岸沿いの砂地を歩きながら「これ何だろなぁ…葉っぱが若干アサガオっぽい感じがするからハマヒルガオかなぁ…」と、ぬるぅい知識でいろいろ見ていたのですが、

ちゃんと観察していろいろ知ることが出来るイベントがもうすぐあります。


◆ 4月の干潟観察会 ◆

盤洲干潟をまもる会は、春の盤洲干潟の自然のすばらしさを多くの方々に紹介したく、自然観察会を実施します。春の渡り鳥たちや塩性湿地の植物を観察に出かけてみませんか?

日時 : 4月2日(日) 9時30分~14時頃(雨天中止)
集合場所 : 金木橋北側(木更津駅西口2番バス停 三井アウトレットパーク行「畔戸・高須入口」下車)
観察場所 : 小櫃川下流~河口干潟
内容 : 春の盤洲干潟の自然を観察する。
講師 : 日本野鳥の会 千葉県
参加費 : 200円(保険料等)
持ち物 : 長靴・帽子(必須)、弁当、飲み物、観察用具(双眼鏡等)
申込み : 不要。直接集合場所へ
主催 : 盤洲干潟をまもる会
〈問合せ〉
TEL0438(63)1129 田村さん

観察会について


今回フラリと行ってしまったけれど、行く人は長靴必須です!あと足や体をしっかり覆う服装も!狭い狭い道を進むときは、アシとヨシの攻撃力は高いです。装備大事。

「◎」ってどんなとこー?な軽い気持ちで行ったけど、干潟特有のものがたくさん見ることが出来て楽しかったでした。

盤洲干潟を守る会

 

カナ@きさレポ(静かさアップの料理を食べていればそろりそろり歩いて生き物の写真ももっと撮れたかもしれない…)

■ちょこっとPRコーナー■

こちらの記事もご興味ありませんか?

コメント

コメントを返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です